こんにちは。事業推進部です。

先日、商店街「外国人おもてなしセミナー」のお手伝いをさせていただきました。

開催主は、中央市場商業協同組合(いろは横丁)さんです。
歴史のある、魅力的な商店街の多い仙台圏ですが、
こちら「いろは横丁」は、昔なつかしい路地に老舗と新店の並ぶ場所。

これって魅力的ですよね。外国人が立寄ることも多かったそうです。
このポテンシャルを観光にも生かそうという商店街の方々のセミナーを、レポートしてみようと思います。

IMG_1993_2

外国人対応のポイントは、「おもてなしの心」と「知識のプラスα」

セミナー内容は、
英語の勉強会です。
講師のご指導のもと、商店主さまがたは語学に励まれました。

名称未設定 3

…いえ冗談です。
セミナーの趣旨は、
「外国人受入れは、語学よりむしろ、日々おこなう”おもてなし”を実践すればよい」
というものでした。分かりやすいです。
(商店主さまがたは「おもてなしのプロ」です)。

ここで大事なのは、ほかの国々の人々のことをあらかじめ知って準備しておくこと。

  • 宗教上のタブーとされる食べものがあること
  • 生活の習慣のちがい
  • 居酒屋の常識「お通し」など文化の行き違い
  • お店にあるといい表示

などなど

・特に「お通し」。ふつう座席料をふくんでいます。
これが「頼んでいない前菜でお金を請求された」とのトラブルにもなりかねません。

・日用品の買物もカードが普通な場所からお越しになった方が、
食事後に、現金支払いしかできないと分かったらどうしましょう。

・また、国によっては、テーブルに食べた魚の骨を直接置くのは
マナー違反ではなかったりします。

事前に説明すること。
事前に一言確認したりすること(Cash only, OK? など)。
そして、知っておくこと。

こうした準備をしておくことで、習慣の違いから起きる行き違いをできるだけ回避する。
なら、お互いが相手に「がっかり」することなく、楽しく過ごすこともできそうです。

外国人対応というと、通訳がいる? メニューどうしよう? ああ大変…など
敷居が高いことに思われます。
でも、いちばん最初に、しかも身近にできる準備は知って備えること。
まずは 「外国人対応=知識の準備」  なのですね。

セミナーでは、
・メニューに写真を使う
・食券機への外国語対応
・Wi-Fi対応
といったノウハウなども紹介頂きました。

場内英語表示や、お店用の指差し会話シートなども

とはいえ、中央市場商業協同組合(いろは横丁)さんでは、英語対応もすすめています。

これからいろは横丁に来られる方は、
昔なつかしいこの商店街の共用トイレに、さりげない英語看板があるのに
きっと「おおお」となるはずですよ。

Sunnydayでは横丁独自仕様の英語版「指差し会話シート」作成も
手伝わせていただきました。

一般的な「指差し会話シート」はありますが、
いろは横丁さんは、メニューや小売の品物に独特なものもあり、また、
昔ながらのあきない方をされる方々も多い商店街です。
一般の指差しシートでは、必要なかったり、足りなかったりする語彙もあり、
自分たちにあったものを用意しようと、じっくりご準備なさっています。
この中には「お通し」など、文化の違いに理解を求める英語説明なども加わっています。

少しでもお役にたてればと思います。
&続報をお届けしてみたいです。